犬のアレルギー

犬のアレルギーでは、一般に次の3つの症状のうちの1つ以上を示します。鼻炎の症状、かゆみ/皮膚病および消化器系疾患です。アレルギーは、環境由来のものと食物関連のものがあり、かゆみや鼻水などの反応は、特定の時期だけに現れることがあります。犬に被毛のかゆみや鼻水が、春だけに起こる場合は、一年の一時期に起こる、特定の花粉やカビに対するアレルギー反応である可能性があります。一般的に、季節の変化に伴いアレルギー症状は消失するため、軽度な、季節的な症状の場合には、ほぼ何もする必要ありません。しかし、アレルギー反応が十分に深刻な場合、症状を緩和するために獣医師が投薬を勧めるかもしれません。
 

食物アレルギーは、かゆみ、痛み、またはか引っ掻いた後のかさぶたとして確認できることがあります。食物アレルギーはまた、嘔吐や便の問題として現れることもあります。食物アレルギーは、犬が食物中の問題のある成分を食べ続ける限り継続します。ほとんどすべての食物アレルギーはタンパク質に関連しています。愛犬に食物アレルギーの疑いがある場合は、今与えているフードから、原因と思われるタンパク質を含まない別のフードを選んでみてください。ただし、多くのドッグフードにジャガイモ、米、ブルーベリー、その他の野菜など、植物性の原材料が含まれるため、難しい作業です。全ての植物性原材料はタンパク質を含み、アレルゲンとなる可能性があります。例えば、トウモロコシ、米およびジャガイモはすべて約7〜8%の植物タンパク質を含み、問題を引き起こす可能性があるのです。
 

酵母は、まれにアレルゲンとなることがありますが、私たちの経験では、あまりありません。愛犬にタンパク質に対するアレルギーが疑われる場合、どの肉のタンパク質に反応しているかを特定する必要があります。1種類の肉のみで作られた缶詰や、単一のタンパク質で作られた特殊なドライフードを選び、どの肉がアレルギーを引き起こしているかを特定します。その上で、その肉が含まれていないドッグフードを購入します。このテストをする場合、他に植物性の原料が含まれていないことを確認してください。アレルギーには複数種類のタンパク質が関与する可能性があるからです。

軽度の食物アレルギーは、通常、皮膚および耳の炎症を引き起こし、その程度には大きな差があります。重度の食物アレルギーは、通常、嘔吐、時には下痢を引き起こします。通常、嘔吐が観察される最初の症状です。ほとんどの場合、犬は食後数時間以内に吐き、吐いたものは、大体液体またはシロップ状であり、胃液のようなにおいがします。これは、すでに消化プロセスが開始されていたためです。下痢も可能性のある症状です。下痢とは、液体便のことで、ソフトクリーム状の便は下痢とは限りませんが、食物アレルギーの指標となります。一般的に、犬が食物アレルギーに関連する嘔吐および下痢に罹患している場合、次の数日間、その頻度は増し、犬の状態はさらに悪くなります。異なるタンパク源を使ったドッグフードを見つけて、試して見る必要があります。このレベルの食物アレルギーに有効な薬はほとんどありません。
 

すべての嘔吐や下痢が、アレルギーに関係するわけではありません。異物を食べ、それが腸閉塞の原因となることがあります。嘔吐および/または下痢が突然で、また重度であった場合、閉塞の可能があり、すぐに獣医師に診断を仰いでください。犬もウイルスに感染することがあり、その場合は、10日程度で完全に回復します。しかしながら、かかりつけの獣医さんに診ていただくのがベストであることは言うまでもありません。

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松尾 美桜

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