ペットアーカイブ・犬 犬に関する飼育や健康、行動学の書庫です
無駄吠えの問題- あなたの犬は家に見知らぬ人が近づいたときや、夜物音がしたときに吠えたりうなったりしますか?もし、そうならば、それはあなたの犬だけではありません。ほとんどの犬が、見知らぬ人や動物が自分の縄張りに入ってきたとき、群れや母親、さらには飼い主の家族の誰かと離れた場合、奇怪な音やただならぬ音を聞いた場合等、新しい状況や普段と違った状況に出くわすと吠えます。また犬はリスなどの獲物をみつけると吠えたりうなったりしますし、注目してほしいとき、食べ物がほしいとき、不安なときにも吠えます。
犬がよくうなるのは恐怖心があるときや自己主張をするときです。うなることにより状況が少しでもよくなると、犬はこの行為は許されると考え、より頻繁に激しくうなるようになります。
健康上の問題や老化現象が無駄吠えの原因となることもあります。激しく延々と吠える場合には、強迫神経症である場合もあります。獣医さんに無駄吠えの問題を相談し診断してもらいましょう。健康障害、高齢、強迫神経症による無駄吠えには薬物療法やしつけのトレーニングが効果的です。
[子犬を社会化させましょう]
子犬が成長するに従って不安を減らしていくために様々な人々、環境、状況や物音に慣れさせましょう。子犬が分離不安にならないように独りで過ごす時間を作るよう心がけましょう(「犬と分離不安」参照)。無駄吠えなどの問題行動を防ぐには適切なトレーニングが重要です。子犬のトレーニングについて、詳細を獣医さんに聞くようにしましょう。また子犬のしつけも参考にしてください。[無駄吠えの矯正]
無駄吠えを防止するには、まず犬に対して飼い主がしっかり主導権を握ることが要求されます。それが達成できたなら、静かにすればご褒美をあげるという方法で無駄吠えをなくしていくことが可能です。一般的に罰を与えることは無駄吠えには効果がありません。逆に罰を与えすぎることにより、無駄吠えを悪化させることがあります。トレーニングは、コントロールしづらい状況(見知らぬ動物が庭にいるような)に入る前に、まず、容易にコントロールできる状況(家族が犬が吠えるような物音をたてるなど)から始めましょう。犬が何かの刺激(例えば玄関のチャイム)に対して吠えるときは即座に止めさせましょう。無駄吠え防止用品も市場にはいくつか出ています。ウォータースプレー、コインや小石の入った缶、警告アラーム、超音波トレーナーなど、飼い主が操作する用具は、犬に吠えるのをやめ静かにさせる効果があります。
吠え声に反応する用具も、無駄吠えをすぐにやめさせるのに効果的です。首輪に取り付けないタイプの無駄吠え反応アラームやウォータースプレーは特定の場所において有効です。首輪と一体化している無駄吠え反応用品は決まった場所のみならず、どこでも有効です(首輪をつけた犬がどこにいようと反応するので)。音や超音波の出る首輪は時々効くこともありますが、完全に信頼できる抑止力にはなりません。シトロネラスプレーの首輪は、ほとんどの犬に対して効果的です。電気ショックの首輪は、怪我や虐待につながる可能性があるため最終手段とするべきです。これらの選択肢について獣医さんと話し合いあなたの犬に最適な方法を見つけましょう。
トレーニング期間中、しつけの効果を上げるためには無駄吠えが始まったらすぐに止めさせなければなりません。置かれている状況や人や音に対して犬が吠えたりうなったりしなくなるまでこの課程を繰り返します。あなたの指示に従い、犬が吠えるのをやめたときは、ご褒美をあげましょう。静かにしているときにだけご褒美をあげ、徐々にご褒美(お菓子など)を与えるまでの時間を長くしていきましょう。無駄吠えが減るにつれ、遊ぶといった、より適切な行動をするように導いてゆけば、やがて問題は解消されるはずです。


