ペットアーカイブ・犬 犬に関する飼育や健康、行動学の書庫です
ドッグパーク : 長所と短所- ドッグパーク。なんて素晴らしいアイデアなのでしょう!犬を広い原っぱに連れて行き、他のたくさんの犬達と一緒に安全に遊ばせたり走り回らせたりすることを想像してみてください。特に、家で何もすることがないと攻撃的になりがちな、やんちゃでエネルギーが有り余っている若い犬に運動をさせるにはもってこいの方法でしょう。どれだけの人が、家に帰ってくるとクッションが破られていたり植木がボロボロにされていたり、ひっきりなしに吠える犬に近所から苦情がきた経験をお持ちでしょうか?
ドッグパークは、様々な歳や大きさ、性格の犬と犬同士の適切な行動を学ぶ素晴らしい機会を提供します。こういった長所に加え、私達人間にも外へ出て新しい友達と社交的に過ごす場が与えられます。
ドッグパークに愛犬を連れて行く人達のほとんどが礼儀正しく、丁寧で、責任感があり自分の犬だけでなく他の犬達に対しても同じように気を配ります。結局、一匹が怪我をすると、皆が動揺します。ほとんどのドッグパークは管理が行き届いており清潔で安全です。ドッグパークに愛犬を連れていく利点はこのように沢山あるのですが、逆に短所はあるのでしょうか?
犬または近所の犬がドッグパークで怪我をしたという話を聞かない月はありません。99%が人間の態度に起因するものです。大変有名な俳優(ロスアンゼルスですから)が2匹の愛犬をドッグパークに連れてきました。すると公園に入るなり、ピクニックテーブルの下で休んでいたラブラドール・レトリーバーに向かって突進してしまったのです。たちまち鳴き声とうなり声が響きわたりました。それを見た人達は、襲われて多数の噛み傷を負っているラブラドール・レトリーバーを助けるために駆け寄りました。その事態にようやくやってきた俳優は平然とこう言ってのけたのです。「犬とはこういうもんなんだよ。ただじゃれてただけさ。」
また他の場合では、シェルターから引き取ったばかりの体重40キロほどもある新しい愛犬を、他の犬に対してどのような態度で接するのかを見たくてドッグパークに連れて来たご婦人がいました。すると犬は小型で盲目のペキニーズに襲いかかり、何千ドルもの治療費を払う事になりました。
その他に考えられるケースは、犬達の遊び方によって生じてしまう怪我です。すなわち、他の犬に比べて非常に力の強い犬もいるため、不慮の怪我を負わせてしまう場合があります。また、子犬の頃にきちんとした社交性を身につけなかったため、犬のマナーを知らない犬もいます。そのような押しの強さが、喧嘩に発展する誤解を生じさせる結果となります。
また、全ての犬がドッグパークを好きというわけではありません。老犬は、他の犬達のそばにいることにはあまり関心がなく、飼い主である人間のそばにいることで、完全に満足している場合があります。善意のある人達は、愛犬の「家に帰らせて。」というボディランゲージが読めないため、問題を助長することがあります。
それではいったいどのような事に気をつけるべきなのでしょうか。愛犬を連れて行く前に、実際にドッグパークに足を運んでみましょう。人々に話しかけてみてください。全ての安全な公園には、一つの共通点があります。よい公園では、人々が攻撃的な犬を我慢することはなく、お互いにそのような犬を警戒します。小型犬専用のスペースがあることを確認してください。公園は清潔ですか?飲み水はありますか?もし、大量の糞をよけなければならないようなら、間違いなくあなたと愛犬にとってその公園はよくありません。公園を管理する監視員がいるかどうかも確認しましょう。監視員がいることは稀ですが、高い安全性が保たれているということがわかります。
ドッグパークを選んだら、問題を起こす可能性のある食べ物や愛犬の好きなオモチャなどは持っていかないようにしましょう。他の犬達がどのような行動を取っているのかに注意し、もし犬の遊びが荒くなるようであれば、問題が起こる前にやめさせてください。もし愛犬が恐がっているようなら、公園を出ましょう。 愛犬を理解してあげてください。もし愛犬が攻撃性や恐怖心を見せたなら、ドッグパークに連れて行くのをやめましょう。犬の行動上の問題はトレーナーと一緒に改善していけますが、その間、お散歩に連れて行ったり、ジョギングや、フェッチ、物を隠しておいて見つけに行かせるなど、飼い主ができることは沢山あるのです。
人間と犬が恩恵を受けることができる素晴らしいドッグパークはたくさんあります。よい公園を見つけるには、ちょっとした調査をする、常識を持つ、責任感を持つ、注意深く見守る、というようなことを怠らないようにしましょう。そうすればあなたも愛犬も大いに楽しむことができるでしょう。


