| Dr. Ryuからの返事:
今現在の獣医医療で猫の歯肉炎(口内炎)は、猫エイズウイルスに感染してるために起こると言われています、よって口内炎の見られる猫はエイズ検査をすべきだというのが通説です。
しかし、診療を通して色々な猫を診ているとエイズウイルスには感染していないにも関わらず、口内炎である猫がいるのも事実です。口内炎=エイズ猫提唱者の学者は、私の記憶が正しければこの件には一切触れていないと思います。
口内炎の原因の一つとして、エイズウイルスが関連していることは、私も認めますが、絶対ではないと思います。他に原因として考えられるのは、歯石の付着が考えられるでしょう。もし、あなたの飼っている猫の歯に歯石が付着しているのならば、まず、歯石の除去をしてみてはいかがでしょうか?
病院によっては、全身麻酔をかけてでなければ行わない所もあります。アメリカの獣医歯科学会会長は、動物に全身麻酔をかけずにオーラルケアをするのはナンセンスだと日本での講演で言ってましたが、私はケースバイケースだと思います。動物が我慢してやらせてくれるなら無麻酔で少しずつ歯石の除去を私はやっています。
歯石もないのに口内炎がある場合は、歯周病なのかもしれません、それは口内細菌が、歯肉にポケットを作りそこで繁殖をして歯周病を形成している可能性があります。しかし、これも歯石がまず沈着することから始まりますので程度の差はあれ歯石が少なからず沈着していることと思います。
まずは猫の口内を清潔にすることだと思いますが。イソジンやオキシフルをガーゼにつけて歯肉を撫でるだけでよいのかとのご質問でしたが、イソジン(ヨード剤)は、猫には禁忌です。
大丈夫だと言われる方もいますが。それに猫は口内に薬などが残ると泡のよだれを垂らし、暫く止まらなくなるでしょう。別に健康に害は無いと思いますが、飼い主の方が初めてこれを目撃するとまず間違いなくビックリして来院するか電話をかけられてきます。
口の中を正常に保つ低刺激の薬が動物病院には販売されているはずです。口内を清潔にしてあげる気持ちがおありならばその商品を購入するのがよいでしょう。それともうひとつ、人間の歯科医療でも以前はされていたのですが、今でもしている歯科医院が存在するのかもしれませんが、口内炎の原因は、歯であるとの考えから抜歯をしてしまうのですが、猫にもそれをしている先生がたまに見受けられます。が、殆ど治ることはありません。
事実、私の所にも歯を全部抜かれたけども口内炎は全く治らずに転院してきた猫もいます
口内炎に関しては、だいたいこれぐらいですが、治療(投薬)方法に関してもいくつかあります。残念ながらその件に関しては、企業秘密(笑)ですので悪しからずご了承ください。それと治療費については、横浜市獣医師会の取り決めがありE-mailのような第三者が閲覧可能なものでは、お教えすることが出来ませんし、私は飼い主の方と相談して治療方針を決定しますので、一概にいくらとも申し上げられません。
最後にそんなに立派な病院でも顔でもありませんので、ホームページにのせるほどのものではありません。
どんなかは来てからのお楽しみということで、以上でTさんのご期待に添うお答えになっていたでしょうか?メールをくださっても結構ですし、ご来院くださっても結構です。メールの場合は、朝と夕方のチェックになりますので遅れることが多いと思います。
忙しければなお遅れますが。それでは。
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