安全なペットフードの選び方

安全なペットフードの選び方

安全なペットフードを選ぶための基本は、「人間用の食材(human grade ingredients)」が原料に使われているフードを選ぶことです。
人間が安心して食べられる食材が使用されているフードであれば、使用が禁止されている合成添加物や副産物、食用に適さない肉や汚染された穀物が使われることはありません。
もし、それが明記されていない場合には、次の点に注意してお選びください。

1. 副産物(by-product mealや meat and bone meal)が入っていないこと

これらの原料は、レンダリングプラント(動物系食品廃棄物処理工場)で生産されます。
ここで処理される動物性タンパク質が一番安いタンパク源として、ペットフードに使用されます。
動物系食品廃棄物処理工場には、スーパーマーケットで売れ残った腐った肉、レストランの廃油、伝染病などで死んだ人間の食用に耐えられない家畜の肉(4Dミート)、路上で死んだ動物、動物園の動物などが集まります。

2. BHA、BAT、エトキシキン、プロピルガレートが使用されていないこと

これらの有害な添加物は、獣脂、油脂の劣化を防ぎ、ビタミン・ミネラルを安定化させるために使用されますが、BHAとBATは動物実験で、神経系に異常を来すことが報告されています。
動物の異常行動の原因のひとつと考えられています。
エトキシキンは、ヨーロッパではペットフードへの使用が禁止されていますが、アメリカではまだ認められています。
それも、人間用の食品への上限値が0.5ppm なのに対し、ドッグフードでは75 ppmという途方もない量です(キャットフードの上限はその2倍(!)。
もともとゴムの保存料、安定剤として開発されたエトキシキンは、アメリカでは毒性化学物質として指定されており、1−6までの毒性指数の中で3(最高の6は7滴以下が致死量)という強い毒性を持ちます。
先天性欠損、死産、肝臓障害、不妊、発がん性が指摘されています。
ベトナム戦争で使用された枯れ葉剤の成分と言えば、その恐ろしさを実感していただけるでしょう。

3. ミールがつく原料が入っているときには、タンパク質の由来が明らかなものを選ぶこと

例えば、ただの「ミートミール」ではなく、「チキンミール」や「ラムミール」と表記されたものを選んでください。
ミートミールは、「ミート」という言葉は使われていますが(日本では「肉骨粉」と訳されることがあります)肉は使用されていません(「AAFCOによるペットフ―ドの原料の定義」参照)。
「チキンミール」や「ラムミール」は、可食部分の水分を取り、他の原料と混ざりやすくしたものを指すのに対し、「ミートミール」や「ミートアンドボーンミール」は、上記の動物系食品廃棄物処理工場で製造されます。

4. ノンブランド品やストアブランド製品を選ばないこと

大手メーカーに納品を拒否されたフードや売れ残りのフードがリパックされて販売されている可能性があります。
価格が安いのが魅力ですが、これらのジェネリックペットフードからは遠ざかった方が賢明です。
これらは、ペットに害を及ぼさない安全なフードを選ぶための最低限の基準です。
ペットの健康に役立つフードを選ぶには、しっかりラベルを読んで、使用原料はもちろん、ビタミン、ミネラルの種類、量、フードの製法を調べる必要があります。
ペットは私達が選んだフードしか食べることしかできません。
愛する家族のために確かな目を持って、フードを選んであげたいですね。

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松尾 美桜

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